工程を管理するシステムに携わっています。
工程管理は、システム開発の作業項目を詳細化して、誰がいつまでに作業を行うかのスケジュールを立てます。
次に、作業者が作業の進捗を入力する事により、開発中の全体の進捗が分かります。
あらゆる観点から、計画と実績データを分析して、工程遅延などのリスクを早期発見し、リスクを軽減することを目的とした開発をしています。
利用者から「作業効率が上がった」、「問題を未然に防げることが出来た」等の声を頂くと、苦労した甲斐があったと大きな喜びがこみ上げてきます。また、お客様より機能要求が提示され、データベース/ソフトウェア設計やコーディングなど、一つ一つの小さな作業の積み重ねにより実物が出来上がり、稼動すると大きな達成感があります。
新入社員だった頃には、機能要求に沿ってプログラムを作れば良いと気軽に思っていました。
ある時、私が不具合を出して先輩社員から注意されました。「このプログラムが電車など交通機関の信号を制御するプログラムだったとして、判定文の誤りで赤信号を青信号で出力したら、大事故に繋がり、多くの人の命を奪ってしまうかもしれない。」と言われた時、たった1行のコーディングミスで人の命を奪ってしまうのかと事の重大性に気づかされました。
それ以来、コーディングの際は不要な処理を1行でもしていないか、根拠があっての判定処理をしているか等、必ず自分で処理の1行1行を納得してコーディングをするようになりました。
家電製品やスマートフォンなどを始め、情報システムが私達の身近なものになってきました。
当社もこういった分野に多く携わっています。皆さんと最先端の技術でよりよいシステム開発を行えればと思います。